2008年03月16日

週刊フランス情報 10 - 16 MARS 前編

「サンテクジュペリ機を撃墜」元独軍パイロットが証言
■仏誌フィガロ(週刊)などは15日、第2次大戦中、連合軍の偵察任務でP38戦闘機を操縦中に消息を絶った童話「星の王子さま」の著者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900年~44年)について、同機を「撃墜した」とする元ドイツ軍戦闘機パイロットの証言を伝えた。
■元パイロットは、ホルスト・リッペルトさん(88)。44年7月31日、メッサーシュミット機で南仏ミルを飛び立ち、トゥーロン上空でマルセイユ方向へ向かって飛んでいる敵軍機を約3キロ下方に発見。「敵機が立ち去らないなら撃つしかない」と攻撃を決意。「弾は命中し、傷ついた敵機は海へ真っ逆さまに落ちていった。操縦士は見えなかった」と回想している。敵機の操縦士がサンテグジュペリだったとはその時はわからず、数日後に知った。リッペルトさんは、「あの操縦士が彼でなかったらとずっと願い続けてきた。彼の作品は小さいころ誰もが読んで、みんな大好きだった」と語っている。
■サンテグジュペリの操縦機は2000年に残骸がマルセイユ沖で見つかったが、消息を絶ったときの状況は不明だった。仏紙プロバンスによると、その後テレビのジャーナリストとして活動したリッペルトさんは友人に、「もう彼のことは探さなくてもいい。撃ったのは私だ」と告白したという。
(3月16日、読売新聞)

ソフィー・マルソーが団長で来日!フランス映画祭2008が開幕 
■16回目を迎えるフランス映画祭が開催した。今年は映画祭の団長として、わずか13歳で映画『ラ・ブーム』にスクリーンデビューし、清純派女優として日本でも根強い人気を誇るソフィー・マルソーが来日。その来日記者会見が、六本木ヒルズで行われた。(続きはタイトルをクリック)
(3月15日、nikkei TRENDYnet)

シルヴィ・バルタンの日本公演
■ブルガリアからの移民だった母の死の悲しみから一歩踏み出すための3年ぶりのツアーで、今月末に東京でもコンサートを行う。「ヌーヴェル・ヴァーグ」という新しいアルバムも発表していて、自分の持ち歌以外の60年代のヒット曲ばかりをカバーしている。仏語版の「風に吹かれて」(ボブ・ディラン)、英語そのままの「ドライブ・マイ・カー」(ビートルズ)など。
(3月15日、朝日新聞朝刊)

アラン・ロブグリエが死去
★ちょっと前のことだが、2月15日にアラン・ロブグリエが死去。85歳だった。ル・モンド紙が「20世紀後半に海外で最も有名で、国内で最も愛されなかった小説家」と評した。海外の中には日本ももちろん含まれる。「消しゴム」でデビュー。ミシェル・ビュトールやクロード・シモンらとヌーボー・ロマンの旗手として注目を浴びた。この前亡くなった市川崑監督と親交があり、ロブ・グリエ脚本、市川崑監督という幻の企画もあったという。バルザックを嫌い、物語を重視する若手を認めなかった。
(3月15日、朝日新聞朝刊)

【動画】<08/09年秋冬パリ・コレクション>ジョン・ガリアーノ、新作を語る
■フランス・パリ市内で3月1日、「ジョン・ガリアーノ(John Galliano)」が08/09年秋冬コレクションを発表した。ケネス・アンガー(Kenneth Anger)のアートフィルム『快楽殿の創造(The Inauguration of the Pleasure Dome、1954)』からインスパイアされた鮮やかな色彩で、東洋趣味いっぱいの享楽的な世界を繰り広げた。バイアスカットやローウエストのシフォンドレス、ふわりと揺れるシルクのスカート、シースルーのシフォンドレスにはボクサーショーツを合わせる。オリエントなプリント、テーラリングジャケットなど、ガリアーノらしさが随所に表れた。羽根や毛糸の帽子はスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)によるものだ。コレクションに際し、ジョン・ガリアーノが新作について語った。
(3月7日、AFP)
ケネス・アンガーなんて懐かしい名前。ガリアーノは英国のロマン主義の詩人、コールリッジにも言及している。コールリッジの「クーブラカーン」は麻薬の吸引によって生じた陶酔状態のなかで見た幻覚を、目覚めてから急いで文章にしたものと言われている。

フランスで人気のバンド「東京ホテル」
★TF1によると、フランスで「東京ホテル」というバンドが凄い人気なんだそうだ。「東京ホテル」といっても日本のバンドではなく、ドイツのバンド。フランスの若者のドイツ語履修者が増え、プチ・ドイツ語ブームをもたらしているようだ。何で東京なのかというと、バンドのメンバーが東京好きで、大都市の混沌を想起させ、ホテルは、ホテルを泊まり歩くツアーのイメージだそうだ。サイトを見ると、去年来日するはずが中止になったみたい。
□公式サイト http://tokiohotel.pop24.de/
Schrei / Tokio Hotel

カンヌで話題になった『コントロール』が15日から公開
■昨年の第60回カンヌ国際映画祭監督週間オープニング作品として上映され、カンヌ国際映画祭カメラドール/スペシャル・メンション賞を受賞したことで話題になっていた『コントロール』がいよいよ日本公開される。英国が誇る伝説的なバンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリストであり、23歳という若さで自らの命を断ったイアン・カーティス。監督・プロデューサーには、U2、デヴィッド・ボウイ、ビョーク、ローリング・ストーンズをはじめとしたレコード/CDジャケットのスリーブ写真や、デペッシュ・モード、ニルヴァーナ、ニック・ケイヴといったミュージックビデオでもお馴染みの写真家/映像作家のアントン・コービン。
■イアン・カーティスを演じるのはUKのインディーズ・バンド“10000 Things”のヴォーカリストであり、本作が映画初出演となるサム・ライリー。イアンそのものが憑衣したかのようなレプリカぶりは目を見張るものがある。またジョイ・ディヴィジョンの残されたメンバーで構成されたニュー・オーダーが、本作品のために楽曲を提供しているのも話題のひとつ。
(Groovin High web magazine)

□公式サイト http://control-movie.jp/indexp.html
Control-trailer(フランス語の字幕)
Joy Division / She's lost control(本物)

今週のiPod
"あじさい"
サニーデイ・サービス
in 「東京」(1996)
★ストリングスの軽やかなイントロが春の到来を告げるようだ。あじさいの季節はもう少し先だが、VCは春先の風景がイメージされている。この曲が入っているアルバム「東京」も桜のジャケットだし。何かの雑誌に曽我部惠一(サニーデイ・サービスは解散し、リーダーが曽我部惠一BANDとして活動を継続)は「平成の昭和」と書かれていたが、それはサニーデイ・サービスについても言える。平成の時代に再構成された昭和。歌詞を聴いていると、複数の昭和的なクリシェをうまく組み合わせているとか、昭和以上にストレートに昭和を打ち出すとか、かなり技巧的なんだが、それが自然な形で歌われている。昭和っぽい雰囲気だけど、全然古い感じがしない。フォークっぽい雰囲気だけど、音の方は確実にロックのグルーブを感じる。「MUGEN」も名盤。「・・・なんです」という言い方なんか、「はっぴいえんど」を思い出させるが、細野晴臣の「恋は桃色」のカバーもしている。
SUNNYDAY SERVICE / あじさい


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5 10年遅れで聞きました
5 本当にいいアルバム



★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 15:45| パリ ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報