■欧州中央銀行(ECB)当局者は7日、食品・エネルギー価格がもたらすインフレの危険性に相次いで警告を発した。さらに振れが大きい金融市場を引き続き注視する姿勢を示した。前日に金利据え置きを決めた欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、フランス中銀主催のグローバル化とインフレ・金融政策に関するシンポジウムで、商品価格の急騰は、グローバル化がインフレの上方リスクにつながることを示すと指摘。「最近の食品を含む商品価格の急騰は、新興国市場からの需要に供給が追いつかないことによるもので、グローバル化が世界のインフレの上方リスクにもつながることを示している」と述べた。
■ノワイエ仏中銀総裁は、商品価格高について長期的トレンドとし「新興市場国の成長が天然資源や食品・エネルギーに対する需要の大幅増につながっており、必然的にインフレに対して強力かつ永続的な影響を及ぼす」とした。ウェーバー独連銀総裁はノルウェー中央銀行主催の会議で講演し、「現在のインフレ見通しと中期の物価上振れリスクがわれわれの主要懸念だ」と述べ、年内に食品物価の上昇率が大幅に低下すると仮定しても、欧州連合(EU)基準消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率が2%を下回る月は2008年に1カ月もないだろうと語った。さらに「予見可能な将来、景気減速見通しがインフレ圧力低下をもたらすと考えるだけの十分な根拠はない」とし、債券市場は投資家の間で長期インフレ期待が高まっていることを示しているとした。
(3月8日、ロイター)
日本人ならイモを食え!
■東北大学の学生が1月に実施した食料輸入がストップした場合の食事メニュー体験「日本SHOCK!フェア」が全国で反響を呼んでいる。食料輸入が止まり、自給可能な食料で1日の食事メニューを作ると3食ともイモが主体になる。このメニューを体験し、学生に食料自給率39%という日本の危機的状況に関心をもってもらうことを狙ったイベントだ。
■今すぐ輸入がストップして、国内で生産可能な食料だけに限定してメニューを作ると1日996キロカロリーしか摂取できないが、メニューは、農水省が進める耕作放棄地解消策などがうまくいったことを前提に、平成27年度の食料自給率をもとに1日当たりの摂取熱量を最大化(2020キロカロリー)して作った。予想値をもとに作ったメニューだが、2000キロカロリーは戦後の食料難が続いていた昭和20年代後半と同水準になる。
■東北大のイベントは、イモ主体のメニューを2日間で117食を販売した。目標の100食をクリアし、体験者へのアンケートでも85%の学生が「日本の食料自給率の低さは問題だと思う」と答えた。
(3月9日、産経新聞)
食の戦争-空前の価格高騰が日本の食卓を襲う!
★最近、商品価格の高騰と日本の自給率に関するニュースをよく取り上げているが、今週も関連ニュースが出たところで、「東洋経済」に載っていた食料危機に関するデータを紹介する。かなり怖ろしいデータだ。世界ではすでに食料争奪戦が起こっている。飽食の時代を謳歌してきた日本だが、もし輸入国で大干ばつや食品安全のトラブルが起こったら、日本の食卓を直撃するだろう。また穀物の生産国は輸出を規制したり、バイオエタノールに振り向けたりしている。つまり買いたくても売ってもらえない事態が生じる可能性があるってことだ。もはや偉そうに毒入り餃子を拒否できる立場ではないのかもしれない。国としても危機に備えているとは到底思えない。すでに日本の農業は崩壊寸前。
■世界で何が起きているか
@穀物価格が高騰。小麦3・3倍、トウモロコシ2・5倍、大豆2・5倍。
A中国人の台所を支えるのはブラジル。中国の輸入大豆量は10年で10倍、ブラジルの同輸出量は3倍。
B米国のトウモロコシ消費はバイオ燃料向けが輸出を上回った。
Cロシア、ウクライナ、ベトナム、アルゼンチン、中国などの大生産国で穀物の輸出規制相次ぐ。
D著しく低い日本の自給率。米国128%、フランス122%、ドイツ84%、英国70%、イタリア62%、スイス49%、韓国47%、日本39%
E大干ばつで豪州のコメ生産量は例年の10分の1。
■日本で何が起きているか
@昨年以降、小売価格の値上げが相次ぐ。食パン24年ぶり、即席めん17年ぶり、マヨネーズ17年ぶり、みそ18年ぶりの値上げ。
A日本の畜産向け飼料は米国頼み。トウモロコシ輸入の96%を依存。
B酪農農家は経営危機。生産費に占める飼料の割合が7割アップ。
C売上規模4000億円の鶏卵業界のコストアップ額は1500億円。すでに大手でも倒産続出。
D高齢化が進み、農業の担い手の57%は年金受給世代(65歳以上)。
E耕作放棄地38万ヘクタールは埼玉県の面積に匹敵。
(「東洋経済」2月23日号を参照)
全国に広がる医療映画「シッコ」
■米国のマイケル・ムーア監督による話題のドキュメンタリー映画「シッコ(Sicko)」が、全国各地に広がっている。日本でのロードショーは昨年8月だったが、劇場公開終了後も、各地の医師会をはじめとする医療関連団体などの自主上映会が相次ぎ、その数は100を超える勢いだ。米国医療の実態を鋭く描いた作品は、日本の医療の在り方を考える貴重な記録としても関係者から高い評価を得ている。シッコは、ギャガ・コミュニケーションズから4月4日にDVD発売される。■題名のシッコは俗語で「倒錯した人」や「いかれた奴」といった意味。米国は先進国では唯一、全国民を対象にした公的な医療保険制度がない国で、約4、700万人が医療保険未加入となっている。このため、毎年約1万8千人が医療を受けられずに死亡している。シッコでは、あらゆる手段を講じて医療費(保険金)の支払いを拒否し、空前の利益を上げる保険会社、保険会社と癒着して多額の献金を受け取る政治家を告発。患者では、支払い能力がないという理由で入院先の病院からタクシーに乗せられて路上で強制的に降ろされる高齢者、骨髄移植を待っている患者にドナーが見付かったという連絡が入りながらも保険会社からの支払いの見通しが立たずに亡くなった黒人男性らを描写するなど、米国の医療制度の実態を鋭く暴露する内容になっている。同時に、カナダ・イギリス・フランス・キューバの医療事情を紹介。事実上、崩壊に瀕している米国医療と対比させている。
(3月7日、医療介護情報CBニュース)
ルマン松井フル出場 チームはスコアレスドロー
■フランス・リーグ1は現地時間8日(以下現地時間)、第28節の8試合が行なわれ、松井大輔の所属するルマンは敵地でニースと対戦し、0対0で引き分けた。公式戦6試合ぶりにフル出場を果たした松井だったが、チームを勝利に導くことはできなかった。ルマンの次節は15日、ホームでレンヌと対戦する。
(3月9日、ISM)
★commented by cyberbloom
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