2008年02月13日

マイ・ファニー・バレンタイン My Funny Valentine

バレンタイン・デーにまつわる音楽と言えば、やはり思い出すのは「マイ・ファニー・バレンタイン My Funny Valentine」。ロジャーズ&ハートによるミュージカル、「ベイブス・イン・アームズ Babes in Arms」(1937年)の中で歌われていた曲だが、それがジャズのスタンダード・ナンバーになり、すでに600人ものアーティストによって歌われ(あるいは演奏され)、1300ものアルバムに収められているという。

チェット・ベイカー・シングス Cookin'

大御所ではフランク・シナトラやビング・クロスビー、ジャズ・アルバムでは、マイルス・デイヴィス率いる最強のクインテットによる「マイ・ファニー・バレンタイン」(「Cookin'」収録)や、アンニュイでメロウなチェット・ベイカーの「マイ・ファニー・バレンタイン」(「チェット・ベイカー・シングス」収録)などが思いつく。

個人的に思い出深いのは、NICO が歌うヴァージョン。地の底から響いて来るような、神がかった、この世のものとは思えない声で歌われる「マイ・ファニー・バレンタイン」(彼女の死の3年前に出た「Camera Obscura」に収録)。その声にはイアン・カーのトランペットと共振するような、メタリックな質感さえあるが、長年のヘロインとタバコとアルコールの賜物なのだろうか。

The Velvet Underground & Nico Camera Obscura

NICOは伝説のグループ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド The Velvet Underground (1967年)に参加したことで知られているが、1950年代にパリでモデルをしていて、ココ・シャネルに雇われていたという話もある。ヴェルヴェツもいいが、彼女のソロアルバムも素晴らしい。どのアルバムにも彼女の人生が醸成した壮絶な内面のドラマが映し出されている。強いて挙げれば「The End」(ドアーズにインスパイアされ、イーノがプロデュース)、「The Marble Index」あたりだろうか。

My Funny Valentine-Nico(from youtube)
Femme Fatal-The Velvet Underground & Nico(from youtube)


cyberbloom

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posted by cyberbloom at 23:53| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集