2012年01月29日

週刊フランス情報 23 - 29 JANVIER 前編 出生率4年連続「2」超え

フランス:プチベビーブーム、4年連続、出生率「2」超え
なぜフランスでは子どもが増えるのか −フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)■フランスで昨年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数)が2.01となり、人口維持の目安となる「2」を4年連続で上回った。経済危 機の中、「プチベビーブーム」が人々に明るい話題を提供している。仏専門家は「フランスにおける育児と仕事の両立のしやすさ、手厚い出産奨励策などが低出生率に悩む日本など他の先進国との違い」と説明している。
■仏国立統計経済研究所の17日の発表によると、昨年の出生率2.01は、70年代以降で最高水準を記録した10年の2.03を下回ったものの、欧 州連合(EU)加盟27カ国中ではアイルランドの2.07に次ぎ2位。日本の1.39(10年)などを大きく上回る。29歳以下の女性では出産の減少傾向 が続くが、30~40代で大幅に増える「高齢多産化」が特徴だ。
■仏出生率は64年の2.91以降、低下傾向が続き、94年に1.66を記録した後、上昇に転じた。仏国立人口研究所は回復の要因として、(1)男女平等意識の浸透や育児休暇制度、保育施設の拡充などで女性の子育てと仕事の両立が容易になった(2)子どもの多い家庭を優遇する手当と税制度(3)結婚より手続きが簡単で、ほぼ同等の税控除などを受けられるパクス法の制定(99年)で婚外子が増えた−ことなどを挙げる。
■国立人口研究所のプリウ研究部長は「日本も含め、女性の家事負担が大きい国ほど出生率が低い傾向があり、『結婚、出産すれば女性は家庭にとどまる』という意識を変える必要がある。フランスでは政府の補助政策の効果が大きく、結局は予算をどうするかの政治的な選択だ」と語る。4月に大統領選挙を控えるサルコジ大統領は演説でしばしば出生率に触れ、「見よ、この人口(出生率)の躍動感を」と胸を張る。フランスでは米格付け会社による仏国債の格下げや失業率の上昇など暗い話題が続いているが、堅調な出生率が「希望の光」となっている。
(1月23日、毎日新聞)
□FBN記事:「日本の子育てはフランスに追いつけるか」(1) http://bit.ly/yvinRS 去年の仏の出生率が発表されたときの記事。

原発大国フランスが政策転換?大統領選の争点に
■欧州の“原発大国”が岐路に立たされている。電力の75%を原子力発電で賄っているフランスが今年、原発政策を転換するかもしれない。きっかけは、今年4月の大統領選だ。現在、支持率で現職のニコラ・サルコジ大統領を上回るのが最大野党の社会党の前第1書記、フランソワ・オランド氏である。このオランド氏が、原子力政策の見直しを公約に掲げているのだ。
■その中身は、現在稼働中の58基の原子炉を寿命が訪れたものから順次廃炉にして、2025年までに24基に減らす。それにより電力の原発依存度を50%以下に引き下げるというものだ。1970年代の石油危機以降、原子力政策を安全保障の根幹に据えてきたフランスにとって、原発依存度の引き下げは国家戦略の大転換を意味する。
(1月23日、日経ビジネス)
★Nicolas Sarkozy évoque l'hypothèse de sa défaite:サルコジ大統領が「次期大統領選に負けた場合は、政治生命の終わり、それは確かだ」と発言。私は自分のキャリアの終焉に直面していると。http://yhoo.it/ArAW2T
★社会党オランド氏はまた、退職年齢を現在の62歳から60歳に引き下げ、これに伴う年金支出の拡大を補てんする増税を公約に掲げた。サルコジ大統領とは正反対の方向性を示した。http://bit.ly/xge4cI

ダボス会議開幕へ、「時代遅れの資本主義」の変革求められるエリートたち
■世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長はダボス会議で「われわれは全面的な倫理感の断絶があり、過剰レバレッジに陥っており、未来に投資することをおそろかにし、社会の統一性を弱体化させ、そして未来の世代からの信頼を完全に失う危険にさらされている」と述べた。「時代遅れで崩壊しつつあるモデルで問題を解決しようとしても、さらに深みにはまるだけだ。われわれは旧態依然とした考えではなく、新しい発想が不可欠な変革の時代にいる。今の形の資本主義がわれわれの世界に存在する余地はない」
■会議開催地の警備にはスイス軍兵士5000人以上が動員され、ダボス周辺の空域は期間中厳しく規制される。一方、「オキュパイ世界経済フォーラム(Occupy WEF)」の抗議デモ参加者たちは、ダボスの中心地にイグルー(ドーム状の家)をすでに建設済みで、「自称エリートたち」に対する抗議行動を計画している。
(1月24日、AFP)

報道の自由度 日本、22位に後退
■国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は25日、世界179カ国・地域を対象にした報道の自由度ランキングを発表した。日本は 前年の11位から22位に後退した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で過剰な報道規制が行われ、「報道の多元性が制限された」としている。
■「アラブの春」の結果、中東諸国ではチュニジアが164位から134位、リビアが160位から154位にそれぞれ上昇した一方、ムバラク政権崩壊後も軍が統治を主導するエジプトは127位から166位に下がった。
(1月26日、産経新聞)
★それを裏付けるように、フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)のジャック・ルプサール所長は27日、パリの同研究所で一部の日本メディアとのインタビューに応じ、東京電力福島第1原発事故後の野田佳彦首相による「冷温停止状態」宣言(昨年12月16日)について、「政治的ジェスチャーであり、技術的には正しい 表現ではない」と語った。さらに「(野田首相は)日本人を安心させるため、重要な進捗があったと伝えたかったのだろう」と述べたうえ、「正しい表現ではない。専門家はわかっている」と。http://bit.ly/y7tBxm

■欧州連合(EU)によるイラン産原油輸入禁止の正式決定を受け、キャメロン英首相とフランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相は23日、核開発疑惑が強まるイランに対し「即時に」核開発活動をやめるよう強く求める共同声明を発表。http://nifty.jp/wxkYFl

■トルコ外務省は23日、フランス上院が「アルメニア人虐殺」否定を禁止する法案を可決したことを受けて声明を発表し、「無責任な決定を強く非難する」と。トルコ政府は「アルメニア系住民の虐殺」はなかったとの立場を崩さない。 http://bit.ly/wAj5oE

■放尿映像が動機と供述、仏兵に乱射のアフガン兵:アフガニスタン東部で同国軍兵士が銃を乱射しフランス軍兵士4人を殺害した事件で、乱射した兵士が、反政府武装勢力タリバンの兵士とみられる遺体に米兵が小便をかけている映像を見て犯行を決意したと供述。
http://bit.ly/wC4CLA

■ギリシャに学ぶ未来:最近ギリシャで起こっていること…@警備員が1人しかいない国立美術館からピカソの絵が盗まれた。A成功している学者、銀行員、技術者は既に高賃金と好条件を求めて国外脱出し、著しい頭脳流出。B08年以降の失業者47万人のうち公務員の数はゼロ。多少は減給されたが誰も首になっていない。
http://bit.ly/y2tYqk

■格付け会社を信じてはならない:S&Pがユーロ圏の多くの国債を格下げし、仏から「トリプルA」格を奪ったことで、格付け機関が再びニュースの見出しを飾るようになった。ニュースになろうとするS&Pの熱意には、どこか不穏なところがある(Financal Times) http://s.nikkei.com/ww9IM6

■日本の輸出大国時代の終わり輸出大国日本が年金生活者の国へとゆっくり変化していくなかで、企業の競争力低下のような、長年にわたり水面下で進行してきた傾向を、地震はただ速めただけのようだ。(Wall Street Journal) http://on.wsj.com/yhNZ69





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2012年01月28日

「日本では今も原子力が信仰されている―ラドン温泉の効能とキュリー夫人祭で知られる三朝温泉を訪ねて」

以下は、2011年8月11日「ル・モンド」に掲載された「日本では今も原子力が信仰され続けている―ラドン温泉の効能とキュリー夫人祭で知られる三朝温泉を訪ねて」の全訳である。

鳥取県の三朝は日本の大半の温泉町と同じように、緑の山に囲まれた谷の中心に位置し、国宝である仏教の寺、三佛寺を誇りにし、静かな川が流れている。温泉地での滞在を真に文化的な事柄と考えている日本人に、とても貴重な安らぎの時間を提供している。800年以上前から人々が頻繁に訪れている三朝は「3つの朝」という意味である。伝説によれば、三日間この温泉を利用すれば、すべての病が治るということだ。

この村の温泉の他の温泉と違いは泉質にある。極度に放射性の強い物質であるラジウムが世界で最も多く含まれているという。その珍しさによって、2010年には37万人の観光客が訪れ、この地方出身でユネスコの日本代表のサワダレンゾウが、1950年代にこの村に対して、1898年にラジウムを発見したマリー・キュリー(1867-1934)と関係を結ぶように提案することになる。

このようにして1955年以来三朝は「キュリー祭 Festival - Marie Curie 」を開催している。8月7日、日曜日に行われたこのイベントのおかげで、フランスとの関係をさらに深めることができた。1990年には Lamalou-les-Bains (Herault県)と姉妹都市になり、毎回キュリー祭にフランス代表を迎えるほどになった。今年は大使館のビジネス担当のフランソワ・グザヴィエ・レジェだった。伝統はそういうことを望むものだが、キュリー祭はポーランド出身のフランス人科学者に対する敬意を表す祝いと儀式の機会である。儀式は川のほとりに建てられた像の足元に花束を置くことから始まり、祭式の様相を伴った祝賀がそれに続く。

少しキッチュなシックさのあるブランアール・ホテルのサロン。そこにはマリー・キュリーの威厳のあるポートレートがあるのだが、そこで執り行われる儀式には選ばれた人々が集まった。地方代議士であり元大臣で保守派野党の大物である石破茂、町や地方の議員、原子力関係者。とりわけJAEA (日本原子力研究開発機構)の代表者たちは、このイベントのパートナーである。

子供たちもマリー・キュリーに敬意を表すために招待されており、そのうちの何人かはノーベル賞を2回受賞したマリー・キュリーの作文コンクールに参加する。今年この祭りは日本人に強い反原発の感情を育てた3月11日のカタストロフと福島の原発事故の文脈の中でおこなわれた。ただしキュリー祭の参加者たちは福島の問題と三朝が生み出しているラジウムとガス(ラドン)の放射能の問題を注意深く区別した。「混同してはいけない」と放射能に対するマリ・キュリーの情熱を呼び覚ました後にレジェ氏は言った。これは「原子力、しかしより安全な原子力」に賛同する石破氏よっても確認された点である。

鳥取県知事の平井伸治は「この地方の発ガン率は低い」と、三朝町の助役の森脇光洋は「私たちのラドン温泉は血行に良いし、リウマチにも効く。それは細胞を若返らせる。岡山大学の研究によれば、放射線は健康に害はない」と言う。村の中心にあるポスターにも同じことが書かれ、その近くには有名な源泉のひとつがある。

この美しい全員の意見の一致はここから数キロメートルのところ、鳥取と岡山の県境にある、人形峠でも確認される。看板には「1955年11月12日ここで日本で唯一のウラン鉱脈が発見された」と書かれている。今日その場所にはウランの研究所と濃縮プラントがあり、自衛隊によって高度に警備されている(※1)。

またそこには JAEA によって運営されている、放射能や原子力のすべての秘密を学べる博物館がある(※2)。その博物館は福島の事故も、鉱山労働者たちの健康問題にも言及しない。京都大学の研究によれば鉱山労働者の7%が肺がんを発症したと言われている。それは国際基準の1万倍高い濃縮されたラドンに長期間さらされたことによる。しかしながら博物館には緑がかった光を放つウランが混ざったガラスのオブジェが展示されている。

人形峠は日本の原子力の歴史の重要な節目になっている。そのひとつの歴史は第2次大戦前、ニシナヨシオという物理学者の仕事から始まった。とりわけ彼は、原子力の業績でノーベル賞を受賞したニエル・ボウという人のもとでヨーロッパで何年も過ごしたあと、1931年に東京の原子力研究センターを設立した。1941年4月に東条英機首相が原子力兵器を開発することを命令した。今日北朝鮮に位置する港町、興南(フンナム)には日本の原子力研究所があったが、それは戦争の終わりごろにソビエトの手に落ちた。ある人々が主張するにはある原子力兵器が戦争の終わりの数日間にかけてテストされたらしい。この間日本は自分の国内や、自分たちが支配した領土、マレーシアにまでウラン鉱山を探していた。

人形峠の鉱山の開発は日本列島における原子力の発展を伴ったが、それは1955年に原子力エネルギーに関する重要な法案の採択とともに本格的に始まった。それは原子力エネルギーの平和利用に関する国連の最初の会議の後である。日本政府にとって当時重要であったのは「人間の社会の幸福と国民生活の向上」であった。それは「原子力の研究と開発と使用を奨励すること」によってである。広島と長崎の原爆投下の生存者たちのためらいにもかかわらず、そこから民間によって原子力は開発されることが可能になった。1963年に最初の電気の実験的な生産が行われ、1971年には福島に最初の商業炉ができ、それが今の危機の中心になった。

平行して強力なロビーが形成された。その強力なロビーとは、高級官僚、電力会社、研究者たちを結集させたものであるが、そのおかげで、沈黙のうちに多くの問題を表面化させず、最小限にすることができた。その中には、1988年の人形峠で活動家たちが発見した鉱山開発の非常に放射線の高い3000トンに及ぶ残土の問題がある。その法的訴訟は続き、2005年に JAEA の有罪によってようやく収束した。今、三朝は何も心配していない。森脇によれば、福島の事故が起こったあとも三朝の観光客の数は減っていない。しかしながらこの間、菅直人首相は8月9日長崎の原爆投下の66年の記念式典を利用して、もはや原子力に頼らない社会に移行するという彼の意思を確認した。

Au Japon, le culte de l'atome se pratique toujours
Le Monde
Jeudi 11 aout 2011/08/28
Philippe Mesmer

※1) 鳥取県側には1955年に発見されたウラン鉱床がある。一時はウラン濃縮原型プラントも建設され、盛んに国産資源活用の道も探られた。しかし、品質が低く採算に合わないため、採掘は中止。2001年にはウラン濃縮原型プラントも閉鎖。閉山までに採掘された鉱石は約9万トンで、濃縮され取り出されたウランは84トンであった。それらは燃料に加工され純国産燃料として昭和54年の出荷を手始めに日本各地に出荷され、主に実験などに利用された。現在は日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターが開設され、研究が行われている。(wikipedia より)
※2) 人形峠展示館、人形峠アトムサイエンス館などの施設がある。
http://www.jaea.go.jp/09/xningyo/
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kansei/atom/atomscience/




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2012年01月25日

夏石鈴子 『逆襲!にっぽんの明るい奥さま』 『虹色ドロップ』

逆襲、にっぽんの明るい奥さま夏石鈴子さんの短編集『逆襲!にっぽんの明るい奥さま』は、繰り返し読んだ1冊です。「普通の奥さま」がしまいこんでいる、つぶやき、煩悶、怒り、嘆き、その他もろもろがこれ以上ない的確さでむき出しにされています。強い感情は、その強さゆえに捕らえようがなく、さもわかったふりして使い古しの言葉で片付けられることが少なくありません。しかし作者は、奥さま達の中でふつふつ沸き立つ暗い思いも正面から受け止め、きちんと言葉にしてしまいました。思いが形成された過程 もきっちり描かれていて、すとんと納得できる。誰しも自然と奥さま達の思いを追体験できてしまうのです。

強い思いを抱える一方、奥さま達は意外なほど冷静に、自分と自分の背負っているものを見据えています。語り口は、時にユーモアすら感じさせる余裕を見せつつ、少しの無駄もない。だからこそ、安心して、奥さま達の独白に身を任せられるのです。

虹色ドロップ再読してしまう本にはもう一度体験したい何かがあります。ハッピーな気分を確約する本ではないのについ読んでしまうのは、こんなはずではなかった人生を前を向いて生きる奥さま達の独白を引き受けることで、何かしら自分自身も浄化され、強くなれるからかもしれません。「人生捨てたもんでない」と大見得切れる日はやってこないかもしれないけれど、一日一日生きてゆく。そんな精神的なタフさに共感します。奥さまも、そうでないひとにも、おすすめ。

この本を読んでおお、と思われた方には、同じ著者のエッセイ・書評をまとめた本『虹色ドロップ』もおすすめします。エッセイを読む楽しみとは、書き手の生活と意見を通じて良くも悪くも書き手に「触れ」ることであると思います。いろいろあった日々(かなりな事態が進行してゆくのです!)をさらりとユーモラスに綴る文章から、夏石鈴子という心底気持ちのいい人がくっきりと浮かびあがります。読むといつのまにか気持ちがぐっと明るくなる、元気の出る一冊。



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2012年01月23日

週刊フランス情報 16 - 22 JANVIER

サルコジ氏、信用格下げで打撃=仏大統領選の世論調査
■17日発行のフランス紙ルモンドは、4月投票の仏大統領選での投票動向に関する世論調査結果を掲載した。再選を目指す右派与党のサルコジ大統領に投票するとの回答は23.5%で、昨年12月の前回調査から2.5ポイント減少し、29%(前回比3ポイント減)だった最大野党・社会党のオランド 前第1書記の優位が続いている。
■調査はIPSOS社が13、14の両日、948人を対象に実施した。13日には米格付け大手スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)がフランスの信用格付けの格下げを発表。世論調査では仏経済にもたらす影響について、52%が「深刻だ」と答えており、これがサルコジ氏への逆風になったとみられる。
(1月18日、時事通信)

仏で消費増税論が浮上、大統領が理解求める
■フランスのサルコジ大統領は18日、労使双方の代表と会談し、社会保障費の企業負担を軽減するため、付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)に上乗せする「社会保障VAT」導入に向けて理解を求めた。大統領は、「2000年から09年にかけて商品製造にかかる労働コストは20%増えた」と述べ、輸出低迷の一因は高い人件費にあると指摘、さらに「企業に家族手当を負担させておいてよいのだろうか」と訴えた。
■VAT引き上げ方針は今月初めに仏政府報道官が発表した。フィヨン首相は2月に社会保障の財政改革法案を国会提出する意向を示していた。ただ、最大野 党・社会党や労組などの反対は根強く、大統領は18日の会談後、記者団に対し、社会保障の財源見直しについて「今月末には結論を出す」と述べた。
(1月19日、読売新聞)

ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディ、破局か?
■破局がうわさされていたジョニー・デップとヴァネッサ・パラディが、すでに別れたようだとピープル誌が報じている。ヴァネッサとジョニーには12歳と9歳になる子どもがいるが、ジョニーが映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで爆発的人気を得たことが、二人の仲に緊張をも たらしてしまったと同誌は報道。「ヴァネッサは新作アルバムを出すのに7年も待ち、映画と映画の間も数年空けていました。その間、ジョニーはジャック・ス パロウ船長として一世を風靡したんです」と、ある関係者は説明している。
■二人が最後にレッドカーペットを歩いたのは2010年 のカンヌ国際映画祭で、先日パリで行われた映画『ザ・ラム・ダイアリー(原題)/ The Rum Diary』のプレミアにヴァネッサの姿はなかった。「あの晩、彼女はコンサートに行っていました。同じ街にいて、夫がプロデュースして主演した映画のプ レミアに出席しないというのは、どういう状態かは明らかですよね」と、ある関係者はコメントしている。
(1月19日、シネマトゥデイ)
★重要な仏ネタがまたひとつなくなってしまう。ジョニデとの破局が噂される中、ヴァネッサ・パラディの主演作 'Cafe de Flore'(カナダ・ケベック映画)がフランスで水曜から公開。ショートヘアで「母は強し」という役のようだ。trailer:http://bit.ly/zYGYDd

村上隆さんに聞く 世界のトップを取る
■サブカルチャーと伝統絵画を結びつけた独自の作風で活躍する美術家の村上隆さん。日本の現代美術を代表する作者として海外からの評価も高い。美術界への 厳しい批判者としても知られる。昨年3月11日の東日本大震災以降、被災者支援に取り組み、芸術と社会の関わりに一石を投じている。作品に億の値がつく作家は、何を訴えるのか。
■「クール・ジャパン」なんてうそ
――2月のカタールでの個展に向け、東日本大震災後の日本をテーマに、全長100メートルの「五百羅漢図」を制作中だそうですね。
murakamiversailles01.jpg「日本の歴史をみても、地震や飢饉(ききん)、天災が多発したときには、人々が救いを求めて宗教が勃興したり、新たな文化・芸術が生まれたりしてきました。五百羅漢への信仰もそうした苦難のたびに広まり、供養や癒やしとして絵や像がつくられてきた。そうやって先人が危機に際して処してきたことを学んで、自分も五百羅漢図を描いてみようと思い立ちました。いわば温故知新です」
「縦3メートル、横1メートルのキャンバスに描いて、それを100枚つなげて作品にします。約100人のスタッフに指示を出しながら制作しています。カタール政府が日本との国交樹立40周年の記念イベントとして首都ドーハで僕の大規模な個展を2月9日から開催してくれるので、そこに展示します。観光立国を目指すカタールには、世界中から人が集まる。3・11のメモリアルな作品として、一人でも多くの人に見てほしい」
――今、日本のアニメやマンガは「クール・ジャパン」として海外で評判です。村上さんは、その旗手とも見られているようですね。
「『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ、流言です。日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。外国人には背景や文脈のわかりづらい日本のマンガやアニメが少しずつ海外で理解され始めてはいますが、ごく一部のマニアにとどまり、到底ビジネスのレベルに達しておらず、特筆すべきことは何もない。僕は村上隆という一人の芸術家として海外で注目されているのであって、クール・ジャパンとは何の関係もない」(続きはタイトルをクリック)
(朝日新聞、1月17日)
□FBN関連記事「村上隆のヴェルサイユ展」(写真はヴェルサイユ展の図録、アマゾンで購入可)

1.17から3.11へ(17年目の覚え書き)
■阪神大震災から今年で17年が経った。17年というのは、別に節目の年ではないが、今年はこれまでとまったく違った印象でこの日をむかえた。言うまでもなく、東日本大震災があったからだ。
■1995年1月17日の朝、当時大学生だった僕は、西宮市との境近くにある仁川高台の下宿にいて、被災した。木造モルタルの集合住宅の1階に住んでいたが、後になって、多くの学生が同様の下宿屋で倒壊した屋根の下敷きになって亡くなったことを知った。サークル仲間の友人もそうした一人だった。僕は自分が「生き残った者」だと感じたが、なぜ自分が生き残ったのか分からなかった。こうした感覚は、おそらく多くの被災者が感じるものだと思う。3日後、大阪に脱出した僕は、何も変わらず「川の流れる地下街」で遊んでいる人たちを見て、自分がまったく別の国から来たような錯覚に襲われた。僕がユダヤ人作家や日本の戦後詩などに一時期傾倒したのは、こうした被災経験のせいだった…(続きはタイトルをクリック)
(1月20日、FRENCH BLOOM NET)

■欧州で最も高価な政治家たち:欧州各国の議会議員の給料を計算してみたら、1位を占めたのはイタリアだった。イタリアは緊縮財政に入ると言いながらも、議員に対して年間約17万5千ユーロを支払っている。http://bit.ly/w1Zgk8

■「遺跡貸します!」財政難のギリシャが苦肉の策:ギリシャ文化省が17日、同国の最も重要な遺跡群の一部を広告会社などの企業に貸し出すと発表。財政危機に苦しむ同国がユーロを稼ぐための苦肉の策だが、国民や考古学者の反発は必至。http://bit.ly/zPVSDf

アニー・リーボヴィッツの最新写真展、新たな作風を披露 http://bit.ly/wjWDfZ

■この国と原発、抜け出せない構図、政官業学結ぶ原子力マネー:原発を持つ主要国の中で、日本は10年度エネルギー研究開発に総額3550億円を計上、うち69%が原子力関連と突出している。フランスは09年度、534億円を原子力開発に使っているが、それでも全体の44%にすぎない。http://bit.ly/zcHlWr


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2012年01月19日

Nouvelle Vague = New Wave + Bossa Nova

Youtube で音楽サーフィンをやっていると、ときどき思いがけないものに出会う。Nouvelle Vague もそのひとつだ。とりわけ、Joy Division / Love Will Tear Us Apart やエコバニの The killing Moon のボサノバ・カバーの新鮮さに絶句した。目下のお気に入りは、The Lords Of The New Church / Dance With Me のカバー。原曲は80年代初めの、今聴くと微笑ましいくらいベタなニューウェーブだが、メラニー・パン Mélanie Pain のキュートなボーカルがメロディの良さを引き立たせる。同時に ’Show me secret sins ♪ Love can be like bondage ♪ ’ なんて80年代独特の歌詞のトンガリ具合とのミスマッチも面白い。

Bande A PartNouvelle Vague

「ヌヴェル・ヴァーグ」はフランスのマルチな楽器奏者でありプロデューサーの、マーク・コリンズ Marc Collin とオリビエ・リボー Olivier Libaux が率いるフレンチ・エレクトロニカのプロジェクト。その名は英語で「ニューウェーブ New Wave 」、ポルトガル語では「ボサノヴァ bossa nova 」になる。ジャンリュック・ゴダールに象徴される60年代の「ヌヴェル・ヴァーグ」のフランスらしさと芸術性、そして彼らがカバーしている70年代半ばから80年代の初めにかけてのパンクやポストパンク、あるいは「ニューウェーブ」のイギリス的陰鬱さと美意識、そして曲に施されている60年代ブラジルの「ボサノバ」スタイルの軽やかなアレンジ。これらの相反する3つの軸が見事に共振している。

このプロジェクトには多くのフランスのアーティストたちが参加している。その一部は"Renouveau de la chanson Française"(フランスのシャンソンの復活)と呼ばれているらしい。例えば2010年に出たアルバムには、マレーヴァ・ガランテール Mareva Galanter、カミーユ・ダルメ Camille Dalmais、先のメラニー・パンなどが参加している。

「ヌヴェル・ヴァーグ」は2004年から始動しているが、すでに関連アルバムは10枚近く出ている。これまでアルバムが世界で8万枚売れ、コンサートの多くはソールドアウト。バリバリの80年世代ならアルバムの曲のリストを見ているだけでも楽しめるだろう。オシャレかつ洗練された深みを持つ曲ばかりが揃う。ヨーロッパでCMや映画やドラマの挿入曲としてひっぱりだこなのもうなづける。中でもニューウェーブの金字塔とも言える Bauhaus / Bela Lugosi's Dead のカバー(この曲に関してはゴシック色が残っている)が2007年の映画『エルビスとアナベル』の始まりに使われた。

★聞き比べ
■Dance with me http://youtu.be/vH7jMgRt6CU
□Dance with me http://youtu.be/06CYw1isT2Y
■The Killing Moon http://youtu.be/5ywiPKmheec
□The Killing Moon http://youtu.be/aX1PwkgwsG0
■Love Will Tear Us Apart http://www.youtu.be/8oWO7Om17v0
□Love Will Tear Us Apart http://www.youtu.be/qHYOXyy1ToI



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2012年01月17日

週刊フランス情報 9 - 15 JANVIER 後編

フランス書籍展に大江氏ら参加 3月、震災1年で討論会も
■フランス件最大の書籍展サロン・ド・リーブルの主催者は日本を招待国として3月にパリで開かれる同書籍展にノーベル文学賞作家の大江健三郎氏を含む日本人の作家や詩人ら計22人を招待したと発表。
■フランス最大の書籍展サロン・ド・リーブルの主催者は11日、日本を招待国として3月16~19日にパリで開かれる同書籍展にノーベル文学賞作家の大江健三郎氏を含む日本人の作家や詩人ら計22人を招待 したと発表した。大江氏らは関連イベントに参加するとしている。東日本大震災から約1年の時期に当たるため、震災や東京電力福島第1原発事故などをテーマに講演会や討論会などが相次ぎ開かれる見通し。主催者によると、小説家の参加者は、ほかに江國香織、平野啓一郎、堀江敏幸、角田光代、島田雅彦、多和田葉子、辻仁成、綿矢りさ、の各氏ら。
(1月12日、パリ共同)
★フランスゆかりと言えば、近代絵画を確立した巨人ドラクロワと作曲家&ピアニストのショパンの交流を描いた平野啓一郎の『葬送』、仏文学者の堀江敏幸、仏・フェミナ賞外国文学賞を日本人初受賞した辻仁成の『白仏』などを思いつく。

葬送〈第1部(上)〉 (新潮文庫)おぱらばん (新潮文庫)白仏 (文春文庫)

ルーブル美術館、福島など被災地で美術展計画 日本への連帯示す
■仏パリのルーブル美術館は12日、福島など東日本大震災の被災県でルーブル所蔵の20数点を展示する美術展を開催すると発表した。日本への連帯を示すためだという。
■ルーブルで古代ギリシャ、エトルリア、ローマ部門を担当するジャン=リュック・マルティネス主任学芸員によると、美術展の開催は4月20日から9月17日までの予定。さまざまな時代の絵画、彫刻、スケッチ画など23点が美術展会場の1つ、福島県立美術館に7月28日、ルーブルから到着するという。
■福島県では東京電力の福島第1原子力発電所で事故があったことから、フランスでは展示美術品や随行する職員の被ばくを懸念する声もあったが、マルティネス氏は、福島市の放射 線レベルはパリの美術館周囲と同程度で危険を伴うことはないと説明した。来日する職員たちは自発的意志で訪れるという。
(1月13日、AFP)

経済危機にもかかわらずマドリッドの美術館は人でいっぱい
■マドリッドの3大美術館、プラド美術館、ソフィア王妃美術センター、ティッセン・ボルネミッサ美術館は2011年に記録的な数の入場者を迎えた。12年も同等の入場者数が期待されている。首都の中心部にある3つの美術館は1年にわたって入場者の長い列ができた。それらはマドリッドの芸術の黄金のトライアングルと呼ばれている。その秘密は入念なプログラム構成にあるという。
(AFP, 6 janvier)
★先週、ルーブル美術館も、オルセー美術館も前年比で入場者が増加したというニュースがあったばかり。ニューヨークのメトロポリタン美術館も記録を達成したというから、美術館人気は世界的な傾向のようだ。むしろ経済危機だからこそ、人々の目はアートに向くのか。

■La Colline aux Coquelicots =「コクリコ坂から」が今日16日から仏で上映。コクリコも仏語でヒナゲシのことだし、「カルチエラタン」も出てくる。しかし、La Colline aux Coquelicots って何だかアグネス・チャンのイメージだな(笑)。「ゲド戦記」のときように評価は真っ二つに割れるのだろうか。http://bit.ly/ywfHFd
□FBN関連記事:CAHIERS DU CINEMA 宮崎吾朗インタビュー:「ゲド戦記」の直後、カイエ・デュ・シネマでインタビューが掲載。http://bit.ly/eFjv49

クサマトリックス/草間弥生■草間彌生プロデュース!真っ白なお部屋に子供たちがシールをペタペタしたら…めちゃくちゃアーティスティックになりました!…かわいいというより、むしろオブセッショナルで恐いくらい。何だか病室みたい。http://bit.ly/yiJNE7

■書評:清水勲編著『ビゴーの150年―異色フランス人画家と日本』…パン屋さんのことかと思ったら、風刺画家のほうですね。http://bit.ly/wtUV57

■「ルイ・ヴィトン - マーク・ジェイコブス」展、パリで開催へ:2012年3月9日から2012年9月16日、パリの装飾芸術美術館 Les Arts Décoratifs にて。http://bit.ly/xQoTgV

オーディオ・ヴィデオ・ディスコ(初回限定スペシャル・プライス)■Justice がアルバム"Audio Video Disco"をひっさげ1月末から仏ツアー。'D.A.N.C.E 'が流行ったのはいつだっけ。http://bit.ly/zAMbCs

■25 of the most beautiful college libraries in the world :世界の最も美しい大学図書館ベスト25、必見!http://goo.gl/zwhe8J



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2012年01月16日

週刊フランス情報 9 - 15 JANVIER 前編 仏格下げ 海上風力発電プロジェクト

仏格付けが最上級から転落、再選めざすサルコジ大統領に打撃
■米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は13日、フランスの長期ソブリン信用格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げた。最上級に据え置かれたドイツより1段階低くなったことは、3カ後に大統領選を控えたサルコジ大統領に打撃だ。S&Pは今回、フランスの短期ソブリン信用格付けの「A─1+」は据え置いた。またこれに伴い2011年12月5日に行ったフランスを格下げ方向で見直すクレジットウォッチへの指定を解除した。ただ長期ソブリン格付けの見通しは「ネガティブ」。これは、一定の条件下で2012年か13年に再び格付けを引き下げる可能性が少なくとも3分の1あることを示す。
■格下げを通知されたバロワン経済・財政・産業相は急きょ、サルコジ大統領や閣僚と緊急協議。また、S&Pが正式に発表する前に、テレビのニュース番組に出演し、格下げの影響を抑えようと努めた。バロワン経済相はフランス2テレビで、「1段階の格下げだ」と発言。S&Pは、ユーロ圏債務危機の一因であるガバナンスの問題で一部の圏内諸国を格下げしたと指摘した。さらに「明らかにこれは惨事ではない。言ってみれば、長い間、20点中20点の満点を取り続けている学生に壱拾九点をとったら惨事か、と問うようなものだ」と語った。
(1月13日、ロイター) 

シリアで仏テレビ記者が死亡、政府同行の記者団に攻撃 
■反政府デモへの弾圧が続くシリアの中部ホムスで11日、当局が同行する取材ツアーに参加していた記者団が攻撃を受け、フランス人記者1人が死亡した。シリアのテレビ局によると、他にも7人が死亡したという。
■仏国営テレビのフランス2は、同局の記者が死亡したと発表。またシリアのテレビ局は、オランダ人記者を含む25人が負傷したと伝えた。シリアの反政府デモで外国人記者が死亡するのはこれが初めて。取材ツアーに参加したベルギー人記者によると、記者団はホムスでアサド大統領支持派が多い地域を訪問していたところ、手りゅう弾か迫撃砲による攻撃を受けたという。シリアのテレビ局は、爆発音が響く中、男性がアラビア語で「これはテロだ」と話す映像を放送。また映像には、記者団が建物の屋上から撮影したり、周辺の建物で別の爆発が起きた様子なども映し出されている。
(1月11日、ロイター)
★亡くなった記者はシリアの状況を伝えたいという使命感に燃えて現地に入った。双子の小さい娘さんがいたそうです。

■北フランスの海に4年後、5つの大きな海上風力発電のプロジェクトが実現する模様。合計600機の風車は原発3基分に相当する。経済規模は100億ユーロで、1万人の雇用も生み出す試算。海上では地上よりも2倍以上の強力な風車を作れる。一定の強い風が吹く海域はノルマンディーあたりよりも上になる。2030年には海上風力が欧州全体の15%を賄うという。(France2)
★例えば、デンマークは85年に原発からの撤退を表明。自然エネルギーと北海油田の開発でエネルギーを賄う。風力発電のシェアは現在21%で、2020年までにこれを50%にあげることを議会で決議。

ドイツのモビリティの現状―複数の交通手段を活用する
◆11ビアンキ 1885 Campagnolo VELOCE 10sp Celeste サイズ:490mm■ドイツの自動車保有台数は4,200万台以上。国民の大多数が毎日の移動に自動車を利用しており、自動車は移動手段としてトップの座を占める。しかし近年、複数の交通手段を活用する“モビリティ・ミックス”の風潮が現れ、公共交通機関と自転車の重要度が高まってきた。今日、自転車を1台以上保有する世帯は全世帯の83パーセントに上る。その割合は1988年にはまだ約70パーセントで、さらに1969年に遡ると53パーセントに過ぎなかった。
■交通インフラが非常に発達していることが、モビリティの柔軟化に拍車をかけている。国内には全長23万キロメートル以上の道路網と、4万キロ以上もの鉄道網が密 に張り巡らされており、路線バスと鉄道の利便性も高い。とくに都市部では、環境に負担をかけない公共交通機関が積極的に利用されている。10年にドイツの 6大都市で実施された、青少年トレンド調査「Timescout」によると、対象となった20歳から29歳までの若者のほぼ80パーセントが「都市部は公共交通機関の便がよいので車は必要ない」と答えていた。
(Young Germany Japan)
★同世代(40代)の友だちにも自転車愛好家が多い。バブルの反省から心情的にもしっくりくるんだとか。

■フランス人は欧州で最も働かない国のひとつだと調査でわかった。ドイツより1人年間224時間少ない(独は欧州平均)。中でもフルタイムの労働者があまり働いていないことも明らかに。一方パートタイムは欧州平均、独立・自営業は欧州トップ。労働組合は操作だと反発。(France2)

メッシが3年連続でバロンドールを受賞、女子は澤穂希
■2011年の国際サッカー連盟(FIFA)表彰が9日、スイスのチューリッヒで開催され、スペイン1部リーグのFCバルセロナに所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシが、3年連続で世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」に選出された。3年連続でのバロンドール受賞は、欧州サッカー連盟のミシェル・プラティニ会長以来で史上2人目。一方、世界年間女子最優秀選手「女子FIFAバロンドール」には、日本代表の澤穂希が選出された。
■FIFAバロンドールは、2010年に仏サッカー専門誌「フランス・フットボール」が選ぶ世界年間最優秀選手「バロンドール(Ballon d'Or)」と、FIFA年間最優秀選手が統合され新設され、各国代表の主将と監督、「フランス・フットボール」誌が選んだ記者の投票で決定される。
(1月10日、AFP)

■欧州債務危機、マフィアが「イタリア最大の銀行」に:イタリアではマフィアが経済を牛耳る力を強め、同国最大の「銀行」となって多くの中小企業から搾取しているという。反犯罪団体SOS Impresa が10日発表した報告書で警鐘を鳴らした。
http://bit.ly/yMLzFu

日本は原子力なしでやっていけるのか(エコノミスト・カンファレンス)…古賀氏と飯田哲成氏も参加。http://bit.ly/xP7Yvn

ものづくり大国ニッポンの危機:日本全体のアイデンティティーが製造業と結びついている / 政府の政策のほとんどは残された「ものづくり」を守ることに焦点 / 日本企業は世界に出て行くと強くなる。苦しんでいるのは、あくまで国内で戦おうとする企業
http://bit.ly/xfHqm2



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2012年01月14日

「ナショナリズムと日本のテレビ」、そして韓国のグローバル戦略

2011年9月3日付ルモンド紙に掲載されたフィリップ・マスメル記者によるコラム「ナショナリズムと日本のテレビ」の一部が日本でも紹介され、話題になった。コラムの前半部でマスメル記者は、8月21日に東京・お台場のフジテレビ本社前で行われた抗議デモを紹介し、デモが起こったのは俳優・高岡蒼甫のツィッターでの発言がきっかけだったと説明している。彼の発言に netto uyoku (ネット右翼)や元横浜市長の中田宏氏が賛同したことから騒動が広がったという。日本の紹介記事はこの部分にのみ焦点をあてていたが、後半は次のように展開している。訳出してみた。

JAPAN FIRST TOUR GIRLS’ GENERATION(豪華初回限定盤) [DVD]この表出したルサンチマンは、ナショナリズムの熱狂の圧力が定期的に高まる、隣り合った2つの国の関係の難しさを部分的に示している。それに加え、近年韓国のテレビ番組が日本で多くのオーディエンスを獲得している。それは偶然ではない。「韓流」は2004年の「冬のソナタ」の成功以来、日本では崇拝の対象になっている。韓国のロケ地は、日本で「ヨン様」と呼ばれる主演俳優ペ・ヨンジュンのファンたちの巡礼地になっている。それ以来内容は多様化し、今日ではフジテレビが平日の午後に韓国のテレビシリーズを放送している。TBS、テレビ東京、公共放送であるNHKまでも比率は少ないがそれに習っている。それに伴って韓国スターたちが日本に進出してきた。テレビドラマのあとには K-pop という韓国のポップスターたちがやってきた。Kara、少女時代、あるいは SHINee がファンを増やし続け、メンバーのルックスは日本の若者たちの流行に影響を与え始めている。

冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付)これらの韓国のポップカルチャーの成功は、自国の娯楽産業をプロモートするための韓国の断行的な政策によって説明される。1997年のアジア危機のあとキム・デジュン大統領によって始められ、最初は映画に集中していたが、今は SM エンターテイメントのような企業に受け継がれている。非常にプロフェッショナルな仕事によって、彼らは製品の品質に配慮しつつ、それらを狙った市場に適応させる。韓国政府は2013年までそれらの輸出をサポートすることにしているが、2010年には約2億ユーロを支出している。この戦略は結果を出している。なぜなら2005年には韓国の娯楽作品の輸出が日本のそれを越えたからだ。日本や中国の他でも、韓流はアジアのほとんどの市場で地位を確立しており、南アメリカでもファンを見つけ、ヨーロッパにも進出している。

日本で韓国製の番組が空白を埋めている。日本経済新聞は8月23日付の紙面で「日本で作られる番組には質の良いものがない」と嘆いている。これは音楽と同様にテレビ連続ドラマに関わる問題で、制作費の高騰と広告の売上が減少していることに由来している。1969年から放映されてきた『水戸黄門』が12月で終わる。メインのスポンサーであったパナソニックがスポンサーを降りると知らせてきたからだ。番組表を埋めるために、日本のテレビ局は品質が良く、コストがかからず、人気のある韓国産の番組をあてにしている。童謡にテレビ局はコストと品質を両立させるために新しいモデルを練り上げようとしている。日本の8つのテレビ制作会社が韓国の同業社とファンドを立ち上げ、3年以内に15本のテレビドラマを制作するという(終)。

Nationalisme et télévision au Japon
Le Monde 02.09.11
Philippe Mesmer

以上が後半部の訳である。

日本のテレビの番組表の空白を韓流が埋めたという話は、国営テレビが民営化された直後のフランスの状況と似ている。TF1が民営化によって生まれた番組表の空白を埋めるために安くて品揃えが豊富な日本のアニメを使い、それがフランスの子供たちの心をまたたくまに捉え、爆発的なアニメ普及につながった。もちろん、日本は今の韓国のように戦略的にアニメを輸出したわけではない。日本のアニメはあくまで国内市場向けで、それが外国で売れる輸出品になろうとは想像もしなかった。それに気がつき、COOL JAPAN を世界に売り込もうと画策を始めたのはずっとあとになってからである。

2018年の冬季オリンピックの開催地が韓国の平昌に決定したことは記憶に新しい(フランスの候補地、アヌシーは落選)。フィギュアスケート選手のキム・ヨナのプレゼン、企業や政府の招致活動や開催に対する国民の圧倒的な支持が成功の勝因と言われている。韓国の政府や企業のオリンピック誘致の真の目的は、オリンピックがもたらす具体的な経済効果ではないようだ。過去の開催地の状況を見ると、地域のへの経済効果も過度には期待できない。それはむしろ韓国のグローバル戦略と深く関わっている。

韓国の市場規模は小さい。GDP は日本の5分の1にすぎない。日本と同じように少子高齢化が進み先細りするのが明らかで、出生率に至っては1・15 (2009年)と日本より低く、世界最低レベルだ。将来、国内市場をあてにできない韓国の企業にとって、新興市場の開拓は不可欠だ。そのために韓国製品のブランド力を高めなくてはらない。企業イメージとブランド認知度を高める上で最も効果的なのが、世界的なスポーツイベントやオリンピックでスポンサーを引き受けること。例えば、サムスン電子は公式スポンサーとしてオリンピックと積極的に関わってきた。キム・ヨナにも資金援助し、彼女は企業キャラクターとして活躍している。ブランド力を高めるための韓国のグローバル戦略の具体策とは、品質の改善、デザインの向上、現地ニーズに合う製品開発、グローバル人材の育成、広告宣伝だという。これは上の記事で K-Pop に関して言われていることであり、「韓流」というソフトコンテンツのブランド戦略にもそのままあてはまる。

一方、韓国の市場規模の5倍ある日本は内需でまかなえるので、ソフトコンテンツを輸出しようというインセンティブがあまり働かない。日本がガラパゴス化するのも、語学のモチベーションが上がりにくいのも、ガチガチのシステムが維持され続けるのも、この微妙なサイズ=市場規模にある。そしてテレビの問題の根本は何よりもテレビ離れにあるのだろう。社員の高給とスポンサーの撤退と制作費の削減についてよく話題になるが、独自で質の良い番組が作れなくなり、韓国製に依存しなければならない事実は、テレビというビジネスモデルが回らなくなったということを示している。所詮テレビは終わりつつあるメディアで、情報やソフトコンテンツの供給も広告市場も、ネットの方に移りつつある。そういう状況で韓国と共同でテレビ番組を作る動きは経営の合理化とコスト削減につながるだろう。賢明な選択のひとつと言える。

最近、いろんな国と人たちと話す機会があったが、そこで裏付けられたのは市場規模と語学に対するモチベーションと翻訳の関係だ。例えば、ブラジル、スペインは市場規模が大きいので、日本と同じように翻訳文化が発達している。市場規模が翻訳コストに見合うのだ。そういう国は語学へのモチベーションが相対的に低くなる。実際、そういう国は英語教育の開始時期が遅いようだ。一方、デンマークは小さい国(人口500万人)で英語が普及している。テレビも英語で放送され、デンマーク語の字幕がつくと言う。そして仕事を探すには外国語を磨いてグローバル市場に打って出るしかない。

□「韓国-内需より輸出:経済規模の小ささを自覚した政府と企業のグローバル戦略」(向山英彦『エコノミスト9/6』)を参照



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2012年01月09日

週刊フランス情報 2 - 8 JANVIER

<フランス>原子炉改修に1兆円必要 安全評価報告書
■フランス原子力安全機関が国内の原子力施設79カ所を対象に実施した安全評価(ストレステスト)の結果、原子炉58基などの安全を確保 する改修工事などの追加費用が約100億ユーロ(約1兆円)に上ることが分かり、波紋を広げている。原発問題は4月の大統領選の争点に浮上しており、結果 を受け、原発推進の是非を巡り与野党が舌戦を繰り広げている。
■フィヨン仏首相は東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月、欧州連合(EU)に先立ってテスト実施を決め、今年1月3日、安全機関から政府に報告書が提 出された。報告書は仏電力公社(EDF)や原子力大手のアレバ社などに対して▽緊急時に対応できる強固な指令室の設置▽電源喪失に備えた予備電源の確保▽ 使用済み核燃料プールの安全強化−などを徹底するよう求めている。
■安全機関のラコスト総裁は仏メディアに「予備電源のディーゼル発電機だけでも20億ユーロはかかる。巨額の投資が必要だ」と語り、電力公社の幹部は「追加費用は約100億ユーロ」と述べた。
(1月8日、毎日新聞)

欧州委員会がベルギーの2012年予算認めず
■欧州委員会は、財政赤字見通しが楽観的過ぎるとして、ベルギーの2012年予算を却下した。ベルギーのDe Morgen紙が報じた。ベルギーは2012年の財政赤字の国内総生産に対する比率を、欧州連合が定めた3%を下回る2.8%とする方針。
■ただ同紙は、欧州委員会はベルギー予算の成長見通しによると、財政赤字の比率は3.1%に達するとみており、EU基準を上回り制裁対象となる可能性があると報じている。また同紙によると、ベルギーのルポ首相は、欧州委員会から予算を却下するとの書簡を受け取っており、委員会もこれを確認したという。情報源は明らかにされていない。欧州委員会スポークスマンのコメントは得られていない。ルポ政権に近いある関係者は、匿名を条件に、政府は委員会から書簡を受け取ったが、通常の情報交換であり最終決定はまだ下されていないと述べた。
(1月6日、ロイター)
★連立交渉の不調で1年半にわたって暫定政権が続いてきたベルギー。先月10日、フランス語圏系社会党のエリオ・ディルポ党首が率いる6党連立政権が議会の賛成多数で承認され、正式に発足したばかり。国の予算をEUにダメだしされる事態が今のヨーロッパを象徴。

勝手にしやがれ [DVD]スイミング・プール 無修正版 [DVD]愛の嵐-無修正ノーカット完全版- [DVD]

仏誌が選ぶ「映画の中のファムファタル25人」
■「007」シリーズ最新第23作のボンドガールに仏の若手女優ベレニス・マーロウが決定したことを記念し、仏GQ誌が「映画の中のファムファタル25人」を発表した。
■サム・メンデス監督が白羽の矢を立てたマーロウは、仏国内でもそれほど知名度は高くなく、主にテレビ向けの作品に出演していた程度だったが、同誌は「彼女の茶色の髪と瞳は、イタリア女優モニカ・べルッチのような美しさ」と評している。
■その他、ゴダール作品のアンナ・カリーナ、伊映画「愛の嵐」で裸の上半身にサスペンダーのみの姿で、ナチスの帽子をかぶって踊る若き日のシャーロット・ランプリングや、「ドンファン」のブリジット・バルドーとジェーン・バーキンの美しい同性愛シーンなど、妖艶な魅力で男をとりこにする美女たちの名がずらりと並んだ。「映画の中のファムファタル」に選ばれた女優と作品は以下の通り。http://on-msn.com/xcam0p

ベルギー 盗難の名画売れず返還
Magritte■2年以上前にベルギーの美術館から盗まれた、現代美術を代表する画家、ルネ・マグリットの絵画が買い手が見つからず、美術館に返還されたことが明らかになりました。
■返還されたのは、現実を超える世界を描くシュールレアリスムを代表する画家として知られるマグリッ トの代表作のひとつ「オランピア」で、貝をおなかにのせて横たわる裸婦の姿が描かれています。この作品は、2009年9月、マグリットが作品の制作に取り 組んだブリュッセル市内の住宅を保存した美術館から、白昼、銃を持った2人組の男に奪われました。美術館が6日、明らかにしたところによりますと、ある人 物が保険会社で働く絵画の専門家に接触し、無条件で絵を返したいと申し出てきたということで、およそ2年ぶりに美術館に返還されました。
■この作品は300万ユーロ(日本円で3億円近い)の価値があるとも言われ、美術館では作品があまりに有名なため買い手が見つからず、処分に困って返還してきたのではないか と説明しており、改めて展示するかどうか検討しているということです。
(1月7日、NHK)
★マグリットと言えば、昼と夜が共存している「光の帝国」という絵があるが、実はあの絵はシュールではなく、現実だった。ベルギー象徴派からこのあたりは至福。Twitterのふぉろわーさんから教えていただいた写真も絵以上にリアル。
http://bit.ly/kGGAza
http://pic.twitter.com/sh0wBTKl

■「アラン・デュカスのナチュールレシピ」の日本語版出版:すべてのレシピに「日本のカボチャは水分量が違うので、加熱時は注意」など、日本の食材を使った場合の注意点が併記されているのも特徴。http://bit.ly/yqzjSp
■「ラブレーの子供たち」四方田犬彦:この本に登場するのは、ロラン・バルトの「天ぷら」、小津安二郎の「カレーすき焼き」、谷崎潤一郎の柿の「葉鮨」、アンディ・ウォーホルの「キャンベルスープ」、ギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」で精神に異常をきたした母親が食べたウナギのクリーム煮。

アラン・デュカスのナチュールレシピ (シンプルで体によく、おいしいフレンチ)ラブレーの子供たち表徴の帝国 (ちくま学芸文庫)

■「フランス人はようやく外国語を学べば良いということに気がつきました」というニュースがあった。具体的には仏の中小企業が外国語を学んで輸出のチャン スを広げ、海外進出を始めたという話。ユーロ危機の当事者になってしまって、内需依存から活路を外に?(France2)
ルーブル美術館の入場者数は880万人で前年比5%増:オルセー美術館は300万人で同じく5%増で、新しい部屋のオープンが活性化させたようだ。オルセー美術館の1986年のオープン時は仏人の入場者が多かったが、今は仏人4割、外国人6割の比率。
「テルマエ・ロマエ」4巻が先月下旬に発売:ラテン語を学んで、ルシウスの出現に備えよ、という展開。読んでいて思い出したのが、テオフィル・ゴーチエの幻想小説「ポンペイ夜話」。ラテン語が得意な主人公がポンペイの遺跡で古代ローマにタイムスリップし、ローマ人にラテン語で話しかけられる。「テルマエ」とは逆のパターン。

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇 (岩波文庫)

アンジェリーナ・ジョリー、徹底的にフランス語を学ぶ:アンジェリーナは母親がフランス系カナダ人の血を引いていたことからフランス語そのものへの興味は抱いていたらしく、「これまで、フランス語をかじってはやめ、ということを繰り返してきたわ」と。http://bit.ly/Av8wIJ
サルマ・ハエック、フランス政府から勲章を授与される:仏メディアでは疑問視する声も。最近乱発しすぎ?http://bit.ly/xA4yUj
■「史上最高のギタリスト」はジミ・ヘンドリックス=米誌:米誌なので米偏重のあまり驚きのないランキング。私はロバート・フリップ、ジミー・ペイジ、デヴィッド・ギルモアかな。http://bit.ly/z4va48

Experience Hendrix: the Best of Jimi HenIn the Court of the Crimson King: 40th Anniversary Series (Wdva)Mothership

新春暴論――「幸福」な若者を見限ろう
■若者を心配するふりをしながら、実際には不安なのは彼ら(40、50代)であり、閉塞感が蔓延する現在の状況がさらに進むと困るのも彼ら自身ではないか。 何せ(20代の)若者は(幸福の敷居が低いのだから)、将来が不安ならば、社会を変えたければ、若者に頼らず自分たちでやれ、と。
■40代は素直に「夢を奪われたわたしたちの方が不幸です」「老後を支えたのに自分たちは支えてもらえそうにないわたしたちの方が不安です」ということを認 めればいい。「若者の将来が心配だ」とか「持続可能性のある制度設計を」など、かっこつけた物言いはやめ、もっと「本音」でいこうではないか。http://bit.ly/x2mPMk
(SYNODOS JOURNAL)



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2011年12月29日

Superdry 極度乾燥(しなさい)

アヌシー(仏サヴォワ地方)の街角でふと見つけた看板。中国発のバッタもんかと思いきや、ネットで調べてみるとロンドン発のブランドはないか。Twitter で看板の写真をアップすると、ロンドン在住のフォロワーの方々から情報が上がってきた。



ヨーロッパではかなり人気のあるブランドのようだ。Super Dry というロゴを使っているからか、日本への進出の予定はないそう(ビールの銘柄とかぶるからだろう)。「”極度乾燥”という漢字の固さと”しなさい”という平仮名のやわらかさの組み合わせが Cool 」なんだそうだ。ロンドンの天候を考えると「しなさい」という命令口調に説得力がある、という意見も。



「Superdry 極度乾燥(しなさい)」はイギリスの新興アパレルメーカーのスーパーグループ(SuperGroup)が展開。同社の創業は1985年。2003年にSuperdry ブランドを立ち上げて以来、急成長してきた。そして昨年3月、ロンドン証券取引所で IPO を果たした。11月には株価が上場時の3倍以上になり、昨年の IPO で最も成功した銘柄と言われる。実際、業績も好調で、2010年5〜10月期の売上高は前年同期比65%増の9030万ポンド(約117億円)を記録。英国内の店舗は同期間に14店増え55店となったが、欧州を超え米国、中東まで世界展開を急いでいる。

お店のサイト:http://www.superdry.com/
参照記事:世界狙う「極度乾燥」(日経ビジネスオンライン)



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タグ:極度乾燥
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